お米の買取価格が上がった
取り敢えずは、お米農家にとって嬉しい結果となりました。
全農買取価格が昨年の1000円アップ(玄米60kg)
他の業者の最高買取価格は昨年の2000円アップ位
でも全農と他業者の価格差は1500〜2000円あります。
価格的にはコロナ前の価格に戻ってきました。通常であれば十分な価格です。
喜べない理由
「買取価格」はほぼ回復しました。
しかし
農薬、肥料、資材、送料、燃料、電気、機械、部品が30〜200%値上がりしています。買取価格は上がってくれましたが、その他の生産にかかる値上がりの方が上回ってしまっています。
天候が
8月の「干ばつ」に近い天気で生育障害や枯れが発生し、品質低下、1等合格米がでない。収量も下がる心配があります。(・_・;
秋田県では下流域で7月の豪雨で水田が一面湖化したところも多く助かった所も干ばつで、枯れや品質低下が予想されています。
そして夏晴れすぎた反動なのか、収穫期の今、天候が安定しないために収穫が進まない状況です。これまた作物には「収穫適期」というものがあるので、適期が過ぎて品質低下したり長雨を見越して早すぎる収穫をしてしまい品質が悪くなったりする場合もあります。
天候の影響はこれから収穫が進むにつれてハッキリすると思います。今の段階では予測になるので、補足となりますが、生産にかかるコスト増大で実際の収益はかなり減っているし、赤字化する農家も私を含めて多くなる気がしています