本日今年の稲刈りの全日程が終了しました。(^○^)

とは言えまだ籾摺り、出荷並びに配達、そして各機材清掃、収納、作業古屋内の精米仕様化とやることはまだまだあります。が、天候に追われる事はひとまず無くなったので気持ちは楽です(^_^)

今年の収穫感想

総合して収穫量は少ないです(ー ー;)

高収量狙いのつもりだった田んぼも、収量制限栽培のところと同じくらいになっちゃいました。(・_・;

地域的にも減収量となっている様ですし、倒伏した田んぼが多く品質と石の混入が多くなっていると聞きます。加えて今年は全国的にカメムシが例年の数百倍となっているようで斑点米も多くなっているようです。

昨年に比べれば品質は格段に良いですし、上記の問題は機械選別で解決できるものなので店頭に並ぶお米は2023年米に比べれば格段に良品です。

とは言え、当家のように高機能選別機が無い農家はきついですが・・・こだわり栽培品は1等米基準内に収まっているとみています(まだ検査を受けてないので確実では無いけど)

石の混入もその都度石抜き機を使用するので心配は少ないとおもます(機械といえど完璧では無いので稀に入っていることがあります)

2024のお米は?

収穫量的には2023年より少ないと予測します。

全国的に見ても関東より西は昨年の東北のように猛暑による品質低下が多いと聞いています。新潟も昨年ほどでは無いようですが今年も高温被害はあると聞いています。秋田や山形はおそらく減収量となると思います。北海道はまだわかりません(^^;

それでも流通量的には2023より多いと思います。私の周辺地域では国の政策の影響で野菜を植えていた田んぼを稲作に戻した農家が沢山いました。他県でも相当数いたと聞いています。そいった事から流通量的には、減収量や品質低下があっても総量的には増えているのでは無いかと思います(正確には今月末位に農水省から統計が出ると思いますのでそちらをご覧ください)

2025年はどうなる?

米不足は多分無い!と言うか2024年も精米目減りが激しかったとは言え量的には余るくらいあったはずなんですが、地震からくる不安による買い占めや、流通に関わる全ての場所での人手不足だったり、中間業者の思惑だったりがあって「米不足」が発生したと感じます。

値段は・・・下がりません

農家から買い取られていく価格がもうすでに高いので、下がる要素がありませんし、明確な理由がなく安い国産米は農家として「本当にお勧めしません」(直売所または農家直販はのぞく)

現在の情報では2025年米も今年ほどではなけど高値と予測されています。農家としてはこの機を逃すと機械更新ができない可能性が高いのでとても重要な期間ですが、消費者の方にとっては忍耐の年が続きそうです。

今後は

私の見立てでは余程の気候被害が無い限り3年で価格は落ち着くか反動で暴落すると思ってます。海外旅行者が爆増しない限り米余り傾向は続いていますし、人口は結構な速度で減っていきます。

農業者人口も減っていきますが、集約化と農地の大面積整理工事、自動化等で効率が上がるのでそこまで生産量は減らないと感じます。当然この感覚には地域差があります。お米県である当県と畑作、果樹県とでは結構な差があると感じますが、お米県の一端である当地域の感覚ではこんな感じです。

当家の2024年産米に関しての情報はまた後日、各、検査結果や試食の感想等も交えながらご報告させていただきますm( __ __ )m

誤字脱字ご了承くださいm( __ __ )m

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